マドリード日本人会

日本人会文化部の今期の活動の一つにスペイン語愛好会の復活があります。2009年に初めて2回実施しましたが、その後続かなかったのを受けての再登場です。目的はスペインに住む日本人のスペイン語能力を向上させようと言う所にあります。具体的な会合は追って案内を流しますが、それと同時に日常スペイン語の世界で暮らしている中で判らない言葉使い、難しい単語、表現が出てきたらそれをHPに載せて共有すうのも面白いと思います。

そこで手始めに最近僕の気づいた点を上げてこのコラムのたたき台としてみます。第1回スペイン語愛好会で当時の渡辺公使がスペイン語の上達方法の一つとして自分の好きな分野のスペイン語記事を読む事と並びゴシップ記事を読む事を話してくれました。確かに、スペインは政治経済評論、スポーツ評論と並んで芸能界のゴシップが毎日TV、ラジオを賑わせていますから、話題に事欠きませんし、難しい言い回しも沢山出てくるので、勉強のネタには最適のようです。

6月25日付けEl Mundo紙ゴシップ特集La Otra Cronicaを読んでみると次の表現に目が留まりました。
Aurélinene ,que además de ser muy guapo es un trozo de pan-ácimo-me ha aconsejado que no le acuse.

ácimoと言う言葉を知らなかったので辞書(白水社 現代スペイン語)を辞書を引いてみると ácimo は ázimo と一緒で”無酵母の”と言う意味でpan ázimoは”種無しパン”と書いてあります。

普通ある人を評してtrozo de panと言うと人柄の良い事を指し、肯定的に使われますが、ácimoが加わるとふくらし粉が使ってない硬いパンを思い浮かべますから、否定的な響きが入っているようです。これを如何訳したら良いのかスグには思いつきません。

スペイン人であればpan ácimoをユダヤ人の食習慣と結びつける人も居るかもしれません。Wikipediaを見てみるとモーゼスがエジプトを出国したときに時間が無くこの固いパンを抱えて逃げたので今でも出エジプトを記念する日にはこのパンを食べる習慣があると載っています。

ちょっとした表現一つをとっても中々奥深いと言う事になります。

新村

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