マドリード日本人会

外国語を勉強して行く時に困難なのは文法と語彙でしょうか。文法はスポーツの基本動作と一緒で時間を掛けて繰り返して身に付ける他に方法はありません。これを避けて通る方法は無いですし、避けて通ると恐ろしい将来が待っています。

語彙は毎日知らない単語と苦戦しながら、二つ覚えては、一つ忘れ、又、二つ憶えては一つ忘れと言う事と悪戦苦闘する事により憶えていくようです。それにしても忘れが早いのは全く困ったものです。

それを少しでも楽にしようと思うと面白い記事が出てきたらそれに引っ掛けて憶える事も一つの方法と思い、今回はFORCEPSと言う単語を見たので興味を覚え字引を引いてみました。

辞書を引くと医学用語として鉗子(かんし)と載っています。WIKIPEDIAには”物をつかんだり牽引したりするのに使用する器具。 主に手術器具として使う”と有りますから、良く病院ドラマの手術の時に出てくる挟み見たいな形をした金属の器具ですね。

因みに、スペイン語の辞書では”instrumento en forma de tenaza,que se unsa para la extracción de las ciraturas en los partos difíciles”とあり、随分と具体的ですが、限定的な使い方です。

又、英語でも同じ綴りでFORCEPSですから、一寸発音は違いますが、理解はしてくれそうですし、英語、スペイン語でも、この言葉を知っているとビックリさせる事も出来るかもしれません。

それではこの言葉が何処で使われたかと言うと、EU委員会副委員長でスペイン人のJoaquin AlmuniaさんがギリシャのEU再支援にあたり、ユーロは欧州全体の共同プロジェクトであり、一国たりともユーロから離れる事はないし、離脱するのは経済的にもメリットがないとした後で、もともとギリシャはユーロに加盟するときから問題があった発言して、その説明として”El vicepresidente de la CE se remontó a los origenes del problema de Grecia,un país que entró ya en el euro con fórceps, sin tener conciencia de lo que iba a suponer entrar en la UE” お腹を開かれてForcepsを付けられて手術台に横たわっている患者(ギリシャ)を想像する事になります。

スペイン人ではこの程度の手術用語を使うのは普通なのでしょうかね。

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