マドリード日本人会

弁当復活物語としてお弁当を学校に持って行く子供たちが増えた事を伝える記事を紹介してありますが、その記事の中に弁当箱を指すスペイン語が3つ載っていました:
Fiambrera
Tartera
Túper

記事の中では弁当箱を指すこの3つの言葉が同じ意味で使われていますが、辞書(白水社 現代スペイン語辞典)ではFiambreraには弁当箱との訳の後に”今は余り使われていない”との注釈がついています。これは昔からお弁当を持って行くのは現場労働者の方が多かった事から受けるイメージが固定されている為ではないかと想像します。

Túperは米国タッパーウェア社の製品名(Tuppewere)が名前が広がると共に一般商品名として使われるようになった良い例で、現に同社のHPに入ると”タッパー””タッパーウェア”と呼べるのはタッパーウェア社の製品だけですと、注意書きがされています。英語ではTupperとPが二つ付いていますが、スペイン語では英語の発音を生かしてTúperと書いてUにアクセントが付き、Pは一つになっています。これはプラスチックの容器を指しますから、例えば会社に勤めるOLが会社で食事をする時に電子レンジでを使ってそのまま温める事も出来るのでよく利用していて従いこのTúperと言う言葉も電子レンジの普及と共によく使われていると思います。そう考えるとTarteraと言う言葉が一番無難な訳かと思われます。

一方日本ではGoogleで検索すると数多くの種類の弁当箱が商品化されている事が判ります。弁当文化がそれだけ社会一般に浸透している証拠でしょう。

お弁当または弁当箱と言う日本語から受ける印象とllevar(se) una tartera又はtarteraと言う言葉から受ける印象が日本人とスペイン人では違うのではないかと思います。日本人だと小さい時にお母さんが朝早く起きて作ってくれた美味しそうな色も豊かなお弁当が、又、奥さんが心をこめて作った愛妻弁当でしょうか。スペインの人は何を思うのでしょうか、知りたい所です。

文責:新村

1 コメント to

“スペイン語愛好会:弁当箱(Fiambrera、 Tartera、 Túper)”

  1. 木槌

    Tartera というと、私は大きい鍋を想像します。スペイン人の義母は大鍋をolla、中位から大き目をtartera、小さめの鍋をcazuelaと呼んでいます。同じ県内でも地方によって呼び名が違います。家族の間では、プラスチック容器は単にcacharroと言っています。私は初めrecipiente herméticoと言っていましたが、家族以外には通じないようでした。薄切りのfiambreを保管するプラスチック容器のことをfiambreraと呼んでいます。

    《Diccionario de uso del español》での説明を書き出します。
    1.Fiambrera 食べ物を保管、又は旅行や遠足などで持ち運ぶ為に使う、蓋がぴったり閉まる容器。
    2.Tartera 土鍋。旅行や遠足などで食べ物を持ち運ぶ為の、蓋がぴったり閉まる容器。同義語fiambrera
    3.Tupper [túper, táper] TUPPERWAREの語尾脱落形。(Tupperware [tuperbáre] はjuego de fiambreras, fiambreraと書かれています。)

    《Diccionario de sinónimos y antónimos》を見ると、tarteraの同義語としてfiambrera, tupperware (o tupper), portaviandasが挙げられています。(Portameriendaという言葉はありませんね。私だったら弁当箱のことをそのように呼びたいですが。なお我が家の弁当は、ツナのおにぎりとボカディーリョとトルティーリャと決まっています。つまり弁当箱は使わないのでした。)

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