マドリード日本人会

ブログを書く事、そして続ける事は大変なエネルギーが必要です(素人には)。仕事が溜まってきたり、仕事で問題が起こり解決する必要が出てくるとそちらにエネルギーを取られてしまいます(素人には)。ずっと記事を書かなかったので今年最後の日には一行でも載せようとエネルギーを搾り出してみました。上手く調子が取り戻せると良いのですが。

村上春樹ほど好き嫌いの多い読者を持つ作家は居ないのでは無いかと思うほど日本人の間でその評判は180度の展開を示します。知人友人に聞いてもちょっと読んだだけで後は読む気がしないと言う人も居れば、村上春樹の出すあらゆる本を熱心に読む人も居ます(僕みたいに)。

今年の11月に日本に仕事を兼ねて帰った時に八重洲ブックセンターで見つけた本”村上ラヂオ”1-3の3冊を買い帰りの飛行機の中で一気に読んでしまいました(と言っても主に”アンアン”に2000年から2012年4月までに掲載された軽いエッセイを集めた本ですから長い旅には丁度良いと思ったものです)。

何時も何処に行っても日本とスペインの接点を見つける癖が付いていますが、このエッセイ集には2箇所スペインに言及するところがあります。

いずれもこのエッセイ集の第2巻に載っているもので一つはスペインでのサイン会でサインの他にキスを頬に求められたと言う話(108ページ)ともう一つはサンティアゴ・デ・コンポステーラの高校に招待されて高校生と一緒に食事をしながら文学のあるいは彼の”浜辺のカフカ”について語り合ったと言う話(136-137ページ)です。

最初の話ではスペイン人読者の間での村上春樹の人気とスペインの気さくな性格と気持ちが繋がる光景が伺えて微笑ましい。

後の話ではガリシアのエリート高校生(多分)の真摯な姿勢と顔つきが想像できてスペインの将来が明るくなる気分にさせてくれます。

この様に村上春樹とスペインの繋がりを考えるとやはり来年は出来るだけ早い時期に彼の本をを日本語とスペイン語で読み比べる会を立ち上げようと言う勇気が湧いてきます。多分”ノルウェーの森”?

皆さんが健康で来る年を送れることを祈ります。

新村

追伸 それにしてもこのサンティアゴ・デ・コンポステーラの高校生とのイベントのスポンサーは一体どの団体でしょうか。粋な企画をするものです。

4 コメント to

“2012年大晦日と村上春樹”

  1. 謹賀新年

    明けましておめでとうございます。
    一年の締め括りにエネルギ一を搾り出して使いきるというのは良いですね。日の出と共に新鮮なエネルギ一が注ぎ込まれるのではないですかね。
    今年も記事upを楽しみにしています。

  2. 新村 嘉朗

    今年も年が明けました。スペインを取り巻く環境は大変厳しいようですが、今年一年宜しくお付き合い下さい。
    激励有難うございます。水泳でも息を吸うにはその前に出来るだけ多く息を吐く事と聞きました。何とか少しずつ調子を上げていく様にして見ます。
    新村

  3. 田中一恵

    初めまして。
    昨年の9月から夫につきそいスペインにやってきました。
    餅つき大会の情報を日本人会ではないWEB上で見つけて流れてきて、こちらを拝読するに至りました。
    村上春樹氏の小説の読み合わせ会をご検討されているのですね。
    私も是非参加したいと思いました。
    彼の小説はずっと自分の生活の中にあります。
    初期の短編等スペイン語訳がどれくらい出版されているのか存じておりませんが少し短めのものがいいような気がします。

  4. 新村 嘉朗

    田中様
    新年明けましてオメデトウ御座います。恒例の餅つき大会は1月13日です。当日お目にかかれればと思います。

    村上春樹の本のスペイン語訳との読み比べは文化部のイベント中の”スペイン語愛好会”の枠中で計画しています。”ノルウェーの森”を取り上げる理由はスペインの中で良く読まれているからです。彼氏の他の本も随時取り上げて行きたいと思っています。是非参加下さい。

    村上春樹の本は多数スペイン語に訳されています。バルセロナに有るTasquetという出版社が扱っています。一番最後は”1Q84″です。

    当地での生活が色いろな意味で豊かになる様に祈っています。日本人会の活動が少しでもそれに役立てば幸甚です。

    新村

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