マドリード日本人会

教材1に出てくる”上品なキャメルのコート”も色いろと想像を掻き立ててくれました。その事が頭に残っている時に何気なく、ある雑誌をみていたら”una (cazadora de)camel”と言う表現が目に入って来ました。写真も載っていたので参考までに掲載します。原典は3月30日付けの”Yo Dona”と言う雑誌です。キャメルの皮ジャケットとでも訳しましょうか。コートではないですが、この皮がラクダなのか、単にラクダ色を指し皮は別の動物なのか非常に興味深いものがあります。

文責:新村 嘉朗

3 コメント to

“スペイン語愛好会:村上春樹を日本語とスペイン語で読む(6)”

  1. 木槌

    キリスト教における図像学(イコノグラフィー)では、駱駝の毛皮はパブテスマのヨハネ(洗礼者ヨハネ)のアトリビュートです。ヨハネが身にまとっている粗末な皮がそれです。
    http://www.museodelprado.es/coleccion/galeria-on-line/galeria-on-line/obra/el-bautismo-de-cristo/
    (エル・グレコ『キリストの洗礼』 プラド美術館)

    Abrigo de piel de camello というと、パブテスマのヨハネを思い浮かべる人がいるかもしれません。小説の中で言うキャメルのコートは、品の良い駱駝色の毛のコートですね。少し前に日本で流行したようです。

  2. 新村 嘉朗

    木槌さん
    色いろと教えて貰い大変助かります。パブテスマのヨハネを思い浮かべる人がいるとしたら何と知識の広い方でしょう(木槌さんも含めてです)。

    キャメルのコートは下記の分類は存在すると考えられます。
    A.駱駝(キャメル)色の布地のコート
    B.駱駝(キャメル)色の(駱駝あるいは他の動物の)毛のコート
    C.駱駝(キャメル)色の(駱駝あるいは他の動物の)皮のコート

    どれが適しているのか選んで見ると大変面白い結果になりそうです。

    本日は訳者のLourdes Portaさんとバルセロナで面談をして国立語学学校の授業が終わって時間の余裕が出て来る6月後半から7月初めにマドリードに来て講演をしてもらう事で快諾を得ました。人前で話をするのは得意ではないとの事ですが、興味深い話を聞けそうです。

    木槌さんも参加して下さい。又、4月26日に時間の余裕があれば是非出席して下さい。楽しみにしていますから。

    新村嘉朗

  3. ひらおからんこ

    今日、いっしょに会に参加した友人と話をしていて、大笑いをしてしまいました。
    「キャメルのコート」をそのままラクダの毛皮コートと思った私は、駱駝の毛というよりも羊の胎児の毛に近いのではないだろうかと発言しました。一瞬会場がシーンとしましたが、別の参加者の方が「キャラメル色の(ウールの)上品なコート」ではないかと発言されました。なるほど、毛皮を着た若い直子はしっくりきませんでしたが、ウールの上品なコートならばイメージにぴったりです。

    羊の胎児の毛なんて思うのは、あなただけよぉ、と友人は笑います。私もいっしょに笑います。いいですね、こういうのって。自分が感じたこと、思ったことを、恥ずかしがらずに発言できるスペイン語愛好会。とてもステキです。

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