マドリード日本人会

今回もYoshiさんに色いろと教えを請いますが、具体的には骨盤の大切さです。女性だけでなく我々男性も考えてみる必要がありそうです:

日常の生活をしていると忘れてしまうことなのですが、地球は動いています。僕たちの立っている地面の下も動いています。
それぐらい気付かないレベルで人間の骨盤も動いています。
出産経験のある方なら、体感しているかもしれませんが、
出産時には、赤ちゃんを押しだすために最大限骨盤が開きます。
産後は「水を使うな」「21日間は休みなさい」というのは、お母さんが赤ん坊の世話で大変だからという意味合いもありますが、昔は井戸から水をくんでいたので水をくむ姿勢が骨盤に負担だったこと、そして完全に開ききった骨盤が元に戻るのが、だいたい21日間という期間なのです。
ですから、お母さんが自然に骨盤を矯正するのに適した時期といえます。
この時期にきちんと体を調えておけば、より楽しく健康とともに子育てができることでしょう。
上記で分かって頂いたように骨盤は動きます。
骨盤は仙骨、恥骨、腸骨で形成されていて靭帯や筋肉によって位置が固定されています。
姿勢不良や足の着圧のバランス不良や長い間の精神的緊張は骨盤の歪みを引き起こします。
歪みによってできた骨盤周りの筋肉の緊張は、後頭骨や肩甲骨への歪みを招き、
骨盤から離れた場所への痛みを作っていきます。
痛みのでている部分だけをみる現代医学とは違い、全体を調えて痛みを改善する
東洋医学とはこういう発想からきています。
自分の意図で動かせる体性神経系と対照し自分の意思で動かない自律神経系があります。骨盤の動きは自律神経系に左右されています。めまい、冷汗、体の部分が震える、脈が速くなる、血圧が激しく上下する、立ちくらみする、耳鳴り、吐き気、頭痛、微熱、生理不順、不安感、いらいらなどの症状は自律神経失調の症状です。
適切な現代医学の医師に受診後、骨盤の動きの回復も考えてみましょう。
人間の恒常性機能(体を元に戻す力)をあげるには骨盤も含め後頭骨、肩甲骨などの無意識の中で活動する自律神経系に左右される場所の「動きの幅」を日常からつけていくことが一つの方法となります。
そのためヨガ、ストレッチ、マッサージ、指圧,整体などで筋、筋膜組織の柔軟性をつけます。同様に正しい生活リズム、睡眠、食生活のバランス、そして精神状態を安定させておくことが必要となります。

4 コメント to

“自然治癒力増強法(2)”

  1. 葉桜

    ヒトの免疫が低下しているとしか思えない今の社会で、人間には自然治癒能力があるということを教えてくださり有難うございます。

    骨盤は体を支える重要な場所でありながらほとんど気にかけることもなく、故障してはじめて「しまった」と慌ててしまうのかもしれません。私は以前、骨盤の歪みが原因と思われる足の親指の付け根の炎症を起こしました。痛風なのでは?と疑う激痛でした。その後足の矯正をするための内底を、二年間靴に入れていました。

    20年近く経った今注意するようにしているのは、体の正中を意識して、足の外側に体重をかけないことです。いつも靴のかかとの外側ばかりが擦り減ってしまうのは、体のバランスが悪いからなのだろうと思います。

    そうは言っても、忙しい日常で正中を常に意識しながら生活するのはなかなかできません。私のささやかな健康法は、日に20分程度のスワイショウです。大好きなバロック音楽を聴きながら両手をぶらぶら振っていると、自然と背筋が伸びて体の縦の中心線と骨盤が「しなやかに」しゃきっとしていることに気づきます。しなやかにというのが矛盾しているように聞こえますが、実際そう言う以外に表現できません。不思議なのは、上半身は羽が生えたように軽いのに、腰から下は大地に根を下ろしたようにずっしりと重量感があることです。腰や脚が地に吸いついてしまったような感覚です。体の中を流れる音楽は、聴覚が捉えているのではなく、自分がヨーロッパの田園風景の中に溶け込んでいるような気分にさせてくれるのですが、ぶらぶらぶらぶらと振り子運動をしているうちに、なんだか体が透き通っていくような気がしてしまいます。(意識ははっきりしているので、精神状態は大丈夫です。)こういう時は、すべてをポシティブに受け止めることができて、一石二鳥、得しちゃったなぁと思います。

    女性は月経痛の時に腰に力が入らない、馬力が出ないという経験があると思います。買い物袋を両手に持っただけでよろめいてしまうような。骨盤がいかに大切かを思い知る数少ない機会です。もっといたわってあげないといけませんね。

  2. Yoshiro Niimura

    葉桜さん
    投稿を有難う御座います。初めてですね。これからも気軽に連絡下さい。
    早速スワイショウをインターネットで調べました(今は便利ですね)。色いろと情報が出ています。図解やビデオもあり理解がしやすいです。早速試してみます。結果を報告します。
    骨盤矯正法も沢山の情報が載っていますが、こちらは専門家に相談した方が良さそうな感じですが、兎に角、体を動かす事で(しかも継続して)何時も関節や体全体が柔軟性を保つことが大切なのでしょう。

    Yoshiさんから何かコメントがあると良いですね。

    新村

  3. Yoshi

    コメントありがとうございます。できるだけお返事したいと思ってますので
    お悩みの件などあればどうぞ。
    無意識に行われている歩行動作は、無意識に骨盤の歪みを生みますしまた、
    逆もしかりです…私の治療所ではフットルックといって足の着圧を測定する機械で体のバランスを見てから施術をスタートします。それぐらい私も重要視しています。昔から丹田を意識せよ。と武道の世界などで言われますように、その状態の身体が緊張でもなく弛緩し過ぎでもなく最高の力が発揮できると言われてます。実際体感なさってる足が大地に根をはるような感覚、上半身がふわふわとリラックスした状態がまさしくそれです。どうしても忙しく知らぬ間に
    身体が緊張してしまいますが、せめて一日一回はこのような身体の状態を体感して生活したいものですね。

  4. 葉桜

    ご返事をいただきまして、ありがとうございます。
    ショーウィンドウに映る歩く自分の姿を見るとがっかりしますが、骨盤の歪みがそのまま足の運びに反射されているように思います。歩く動作というのは、私たちが思う以上に大切なのですね。

    スペインでも「タンデン」という言葉を聞きますが、講習会などで丹田に意識を集中させるように言われてもなかなかできません。力を入れればいいの?お腹を引っ込めればいいの?それとも頭で思い描けばいいのかしら?という感じです。まさか自分が経験しているスワイショウの感覚がそれだとは、思ってもみませんでした。根気よく続けていれば、「最高の力が発揮できる」状態を体が覚えてくれるかもしれませんね。これからは、より楽しく続けていきたいと思います。

    老化にはじまり(!?)健康の悩みは数え上げたらきりがありませんが、ここに集う方々の役に立ちそうな質問の場合には、お尋ねさせてください。温かいお言葉、ありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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