マドリード日本人会

‘寄稿’ カテゴリー

2013年1月9日のEl Mundo紙にShomei Tomatsuさんと言う日本人写真家が2012年12月14日に那覇市で82歳の年齢で亡くなられた事が報道されました。大変好意的なしかも専門的な解説が付いています。不覚ながらこの写真家の事を何も知らず、どの漢字で名前を書くのかも知りませんでした。なにしろ土門 拳しか直ぐに頭に浮かばない知識しかないのですから。

早速インターネットで調べてみると長崎と沖縄を中心に写真を撮られ、記事のタイトル”時間の止まった時計を取った写真家”は同氏の撮った長崎の原爆の現場で見つけた腕時計を指している事が判ります。

今同氏の写真を見るにつけ原爆の無残さ、無謀さ、理不尽さを目の当たりにさせられますが、それと同時に学校で習う歴史の授業が現代で”時計が止まっている”現実を認識させられ、自分の愚かさに嫌になりました。

朝日新聞英語版には1月8日付けで同じ記事が出ていましたが、その後このEl Mundo紙だけでなく世界各国の新聞が東松さんの死亡記事を1月8日あるいは9日に取り上げているようですが、12月14日に亡くなられてからそれまで如何して記事にならなかったのか何か訳が有るのでしょう。

インターネットから記事のタイトルになった時計の写真を拾って見ました。

文責:新村

Casa Asiaが1月14日から4月7日の午後7時から9時まで近代から現代までの日本文学講座を開催します。森鴎外、夏目漱石から始まり村上春樹やよしもとばななまでを網羅します。講師はコンプルテンセ大学日本文学教授のCarlos Rubioさんです。是非スペイン人の友人に声をかけていただければと思います。
嶋田さんの翻訳した幸田露伴の小説が出たばかりですし、日本文学に興味を持ってくれるスペイン人が増えるのを期待する所大です。

講座要綱を別添ファイルに掲載して置きます。

文責:新村

El Samurái Barbudo幸田露伴の「ひげ男」がスペイン語化され,Satori Ediciones から出版されました. 翻訳は日本人会会員の嶋田直明氏.幸田露伴著「五重塔」の翻訳もされています.

訳者の嶋田氏は「最初に五重塔を訳し,次にひげ男を翻訳しました.五重塔は最初ページ半分を訳すのに1日かかったりしました」とその苦労を話されていました. 原文は,文語体で書かれているもので,普通に日本語で読んでも難しいと思われる文をスペイン語にするのは大変だったのではと思います.

El Samurái Barbudo
Koda Rohan
(Trad. Naoaki Shimada)
Satori Ediciones  ,Fnac

ブログを書く事、そして続ける事は大変なエネルギーが必要です(素人には)。仕事が溜まってきたり、仕事で問題が起こり解決する必要が出てくるとそちらにエネルギーを取られてしまいます(素人には)。ずっと記事を書かなかったので今年最後の日には一行でも載せようとエネルギーを搾り出してみました。上手く調子が取り戻せると良いのですが。

村上春樹ほど好き嫌いの多い読者を持つ作家は居ないのでは無いかと思うほど日本人の間でその評判は180度の展開を示します。知人友人に聞いてもちょっと読んだだけで後は読む気がしないと言う人も居れば、村上春樹の出すあらゆる本を熱心に読む人も居ます(僕みたいに)。

今年の11月に日本に仕事を兼ねて帰った時に八重洲ブックセンターで見つけた本”村上ラヂオ”1-3の3冊を買い帰りの飛行機の中で一気に読んでしまいました(と言っても主に”アンアン”に2000年から2012年4月までに掲載された軽いエッセイを集めた本ですから長い旅には丁度良いと思ったものです)。

何時も何処に行っても日本とスペインの接点を見つける癖が付いていますが、このエッセイ集には2箇所スペインに言及するところがあります。 (さらに…)

4月27日に行われた文化講演会(自己指圧の効用について)の記事で述べた日本指圧専門学校浪越和民さんの著書”父のうしろ姿”を日本語補習校の図書室に浪越さんより日西指圧学院の小野田さん経由で寄贈いただきました。浪越徳治郎さんの次男和民さんがお父さんについて色いろと思い出を語っていますし、貴重な写真も数多く載っています。”指圧の心は母心、押せば命の泉湧く ワ、ハ、ハッハ”で有名な浪越徳治郎の人となりが良く判ります。一読をお勧めします。

文責:新村

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